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カーテンの選び方⑧ -レースのすそ仕上げ  三つ折り・ウェイトテープ等についてー

カテゴリ: カーテンの選び方 作成日:2021年04月04日(日)

こんにちは。

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DREAM INTERIOR ドリームインテリア代表の加藤英里のブログです。

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※事例については、worksのページをご覧下さいませ。
 

こちらの記事では、カーテンの選び方についていろいろご案内いたします。

 

 

レースのすそ仕上げ  三つ折り・ウェイトテープのメリット・デメリット


レースについて、
気を配りたいポイントの一つに、
すその仕上げがあります。

ドレープ生地のすその仕上げは、

そのほとんどが三つ折り仕上げ。

生地をカットした後、10センチ程度折り返して縫製します。
生地が2~3枚重ねになるため、必然的にこの部分だけ厚みが出ます。
 

レースについては、
折り返し部分は重なって透けて見えますので、
より綺麗な仕上がりを求めたい場合は、
この部分の縫製にも気を配りたいところです。

 

 

レースのすそ仕上げ方法は大きく分けて2タイプ。

①三つ折り仕上げ

最もスタンダードな仕上げ方法。
こちらが、最も多い仕上げ方法かと思います。

 
KAWASIMA

画像:川島織物セルコン



生地の透け感が少ない場合
(あまり透けない生地)や、
クラシックなイメージにしたい場合は、

重厚感を醸し出すのでおすすめですし、

また逆に、

カジュアルなイメージにしたい場合にも、

シンプルで直線的に仕上がるのでお勧めです。

とても使い勝手の良い仕上げです。

 


折り返した生地の自重で、

重心を下部にもたせることになるため、
ヒダを安定させる効果があり、
下部の折り返し部分が太めのしっかりとした
”縁取り”となって、
カーテン全体を引き締め、
フォーマル感の演出にひと役かってくれます。

ストレートなラインを強調するので、

カジュアルなイメージにも合うわけです。

傷みやすい裾部分を補強する役割もあるので、
機能面でのメリットもあります。

 


次に多い仕上げ方法は、

②ウェイトテープ仕上げ

細いチェーン状のパーツを裾に巻き込み縫製します。

巻きロック加工、あるいはウエイトロック加工という呼称もあり。

ST Sounds room L

画像:マナトレーディング

この仕上げがお勧めなのは、
薄くて軽い生地の場合。

薄くて軽い生地は折り返してもすそ部分に重さが足りないので、
ヒダが不均等に広がってしまうことがありますが、
ウエイトテープの重量によって、

上部から下部にすとんと綺麗に落す効果があります。

 

 

またデザインの面でのメリットもあります。
生地の末端まで透け感を表現したい場合。
例えば、柄が施された透け感の高い生地。

 
PF1466Sybille Ruge01

画像:フジエテキスタイル

 

 

P212 01 RC615 01 RC597 06

画像:FEDE POLYMARBLE

   フェデポリマーブル

 

 

すそ部分に折り返しがないことで、
より軽やかな雰囲気になりますね。
もし三つ折りで仕上げてしまうと、
折り返した部分の生地が重なって透けるため、
その部分だけ、

”もたついた印象”になってしまいます。

 

 

フロントレーススタイル

(ドレープを奥・レースを手前)にしたい時や、

床に引きずるようなブレイクスタイル

にしたい時にも、

生地の柔らかなラインが表現できるので、

とてもお勧めです。

 

フロントレーススタイル

P234 01 RC627 02 RC598 19

画像:FEDE POLYMARBLE





ブレイクスタイル

PF6246 SL sekou large

 画像:フジエテキスタイル

 

 

 

また、腰高の窓の場合、
目線に近い場所にすそ部分が来ますので、
ウェイトテープ仕上げがお勧めです。
テープ部分のゆるやかなカーブが
ファブリックの柔らかさを表現してくれますね。

 

 

また、三つ折り仕上げと比較して、ウェイトテープ仕上げの方が、
折り返す生地の長さが少なく済むので、
同じ高さの窓のカーテンを製作する場合に、
必要な生地の長さが(ほんの少しですが)
少なく済むというメリットもあります。

 

 

デメリットとしては、
テープ部分の自重により、
またはうっかり引っ張ってしまうとその箇所から破れやすいこと。

があります。
ペットや小さなお子様が引っ張ってしまうような場所の場合や、
頻繁にお洗濯されたい場合等は、
耐久性を重視して、三つ折りをお勧めすることもあります。

 

 

ご提案の際には、
インテリアアイテムは、

装飾品の要素もありますが、
実用品でもあるので、長く綺麗な状態でお使い頂けることも
大切なポイントと考えています。

 

 

ウエイトテープ仕上げが可能な生地

 

掃出し窓(出入り出来る床までの窓)の場合、
ウエイトテープ仕上げにすることが出来る生地は”広巾(ひろはば)生地”といわれる、

生地巾300cm前後の生地となりますので、確認が必要です。

(※一部のメーカーにて、広巾でなくても製作可能)

 

ちなみに、ほとんどの厚地のドレープカーテン生地は、
生地巾100㎝から150㎝前後ですので、
横幅が広い窓の場合は、必ずジョイント(巾継ぎ)が入ります。

例えば、巾180㎝の窓に2倍ヒダのカーテンを付ける場合は、約400㎝の生地巾が必要です。

すると、下記のようにジョイントが3ヶ所必要です。

 

 

【生地巾100㎝で製作の場合】

 2022 03 17 095842

 

 

 

レースの場合も同様に、100~150㎝巾の生地を使用する際は、
上記の3ヶ所のジョイントが必要になりますが、

広巾生地を使用すると、下記のように、250㎝程度の高さの窓であれば、

生地を横使いにすることで、ジョイントなしで製作可能です。

 

 

 

 

【広巾生地で製作の場合】

2022 03 17 095952

 

 

ウエイトテープ仕上げを綺麗に仕上げるためには、

”ジョイントがない”ことが必要になるため、

ほとんどの窓の場合、広巾生地を使うことが必要条件になります。

※ジョイントの必要がない小窓を除く。

 

 

近年は、広巾のレースのバリエーションも大変増えていますので、

特に大きな窓の場合は、その点に注意して生地を選択すると、

 

①生地のジョイントがなく

➁裾のウェイトテープ加工ですっきり

 

という2つのメリットが得られますね。

 

 

ウェイトテープ仕上げに向かないレースもある

 

ウェイトテープ仕上げにしたくても、
生地との相性で、綺麗にウェーブが出ない場合もあります。

下記の場合は、3つ折りが適しています。

 

 

①ハリがある硬い生地・厚みのある生地。

ウエイトテープ仕上げにしても綺麗な曲線に仕上がりません。

別記事にて書いています”落ち感”がある生地はウエイトテープ仕上げに向いています。

 

 

➁極端に薄く繊細な生地。

軽すぎる生地は、ふわふわと裾が暴れてしまったり、

ウェイトテープがごわついて見えたりと、
綺麗に仕上がらないことがあるので、

滑らかな曲線に仕上げるために、あえて三つ折りにした方が良い場合があります。

 

 

 

ウエイトテープ加工と形態安定加工を併用する

 

ウエイトテープ加工にする際、

繊細な生地の場合、テープ部分が強くて、

生地が負けてしまって、裾のなだらかな曲線が出ない場合には、

形態安定加工をお勧めします。

 

ウエイトテープ加工+形態安定加工

綺麗なレースのひだをより美しくすっきり見せてくれます。

 

ただ、形態安定加工を推奨しないメーカーさんや、

生地やひだの仕様によっては併用できない場合もありますので、

そこは、必ず確認が必要です。

 

 

推奨の仕上げは、

カタログや生地サンプルに記載されていることが多いのですが、
記載のない場合はメーカーに確認にする必要があります。
ファブリックを最も熟知されているメーカーさんに、
推奨の仕上げを確認すると安心ですので、
私も最適な仕上げを相談した上で、

お客様にご提案するようにしています。

 

 

メーカー独自の縫製方法を採用して、
あえて三つ折りを推奨している場合。
(日本フィスバなど)もあります。

 

 

各メーカーさん推奨のものが個々にありますので、
よりこだわりの仕上げを求める場合は、
その特性を確認することで、

その生地の良さを最大限に生かしてあげられると思います。

 

 

その他の仕上げ例

 

●裾ショートへム仕上げ(3㎝巾)
フジエテキスタイル

FA1802 CG sekou large

 

profile img005

 



●裾5㎜三巻仕上げ
クリエーションバウマン

ソプラノⅢ produkt bild 02

 

上記のように、各メーカーさんの縫製には、
独自の推奨スタイルもありますので、
それを参考に最も適した仕上げを選択すると、
確実に仕上がりがワンランクアップします!

 

 

ほんの些細なことのようですが、
ファブリックはとても繊細な素材ですので、
そんな微細な配慮の積み重ねが、
”お部屋全体の仕上がり”に影響を及ぼすのではないかな。
と思っています。

 

 

『神は細部に宿る』といいますからね!

 

完成後に修正出来る場合は修正したり、
再製作したりということもありますが、
そうすると最終的には、
お客様にもご迷惑をお掛けしてしまう結果になりますので、

製作段階で、イメージを共有した上でご相談し、
完成させるよう意識しています。


ご協力頂いているメーカーさんや職人さん方には、お手数をお掛けしてしまいますが、
最終的には、お客様はじめ、

関わる全てのスタッフが納得出来る仕上がりを求めて。

 

 

と、ここまでこだわりを書いてきて少し矛盾するようではありますが・・・。

実は、”すその仕上げ”など一点にこだわり過ぎないものとても大切なことだと思います。

 

例えば、高さのある窓の場合は、裾部分は全体に占める割合も少ないですし、

すそ部分の仕上げにとらわれ過ぎず、生地の柄や質感などのお好みや使い勝手等も合わせて
全体のバランスを考えて優先順位を決めることで、ストレスなく選択できますね。

 

 

 

カーテンは予算を掛けずにワンランクアップが可能なアイテム

 

カーテンについては、
それほど予算アップさせることなく、
仕上がりをワンランクアップさせることが出来ますので、
ただ、生地を選んで終わりではなく、
縫製にもこだわりをもってご提案しています。

 

生地はメーカーさんから数限りなく新しいものも発売されますので、
全ての生地の全てのスタイルを体感できるわけでないですし、
また仕上がり具合のお好みや、
お部屋の中でのデザインとしてのバランスなど、
検討事項が沢山ありますが、

 プロフェッショナルな方々にお知恵を借りながら

一つ一つクリアしていく作業は、
なかなか楽しい作業でもあります!

 

 

レースカーテンの

裾仕上げについて。

のお話でした。

 

 

※2022年 3月に追記しました。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

カーテンの選び方シリーズについては、

下記の記事ページもご参照下さい。

 

 

カーテンの選び方① -窓廻りアイテムのバリエーションー


カーテンの選び方② ーレギュラーカーテン 色についてー


カーテンの選び方➂ -柄の種類 プリント・織・刺繍 についてー


カーテンの選び方④ -レギュラーカーテンの柄の見え方と柄の大きさ等についてー


カーテンの選び方⑤ -レギュラーカーテンの素材感と縫製・ひだについてー


カーテンの選び方⑥ -レギュラーカーテン レースの落ち感についてー

カーテンの選び方⑦ -レースの選び方 透け感・影の出方についてー

カーテンの選び方⑨ ー 遮光・断熱 レギュラーカーテンその他スタイル ー

カーテンの選び方⑩  ー 遮光・断熱 結論:もっとも有効なスタイル ー


カーテンの選び方⑪  ー 機能性レース 遮熱・UVカットレースについて ー

 

カーテンの選び方⑫  ー 機能性レース 遮熱・UVカットレースについて ー (2)

 




 

トータルコーディネートではなく、

カーテン選びなどの

インテリアアイテムひとつひとつについても、

ご相談を承っております。

 

お客様が見逃しがちな

細かいポイントまでこだわってご提案致します。

 

 

 

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