なぜ、大手のマンションデベロッパーで大きな仕事に携わっていたのに独立して”自分史上最高のインテリア”を提案するのか?
こんにちは、インテリアコーディネーターの加藤英里です。
「大手のマンションデベロッパーで大きな仕事に携わっていたのに、あえて独立して”自分史上最高のインテリア”を提案しようと思ったのか。」
ということについて、お話ししようと思います。
大手マンションデベロッパー関連の仕事をしていれば、いくらでもオファーがあるし、安定を捨ててあえて独立しなくても良いのでは?
よくそう言われます。
さらに、
自分史上最高のインテリアって何?
史上最高なんて目指してないし。(笑)
わざわざプロに依頼しなくても自分の家のことくらい自分で出来るし。
インテリアってセオリーどおりにやれば、それなりに素敵になるんでしょ?
そういう声も聞こえてきます。
わかります!!
お客様に接し始めた頃の自分自身も、
そんなこと求めているお客様っているのかな?
って思っていましたから。
1.私が、”自分史上最高のインテリア”を提案する理由
2.モデルルームを作る仕事から、マンション企画の仕事へ
3.個人邸のインテリアには、「そうそう!これこれ!!」がある
4.”普通”のインテリアを求めていないお客様との出会いで常識破壊
5.本当はどうしたいのか?どうしたら出来るのか?は、情報がないからわからない
6.既存の枠内では、最適なサービスが提供できない!
7.一度しかない人生。思い切り”普通”じゃない方に振り切ってみたい!
8.”自分史上最高のインテリア”は誰にでも作れる
9.大手企業では出来ないことも出来るんですね!と言われました
10.結局なぜ”自分史上最高のインテリア”を提案しているのか?というと
1.私が、”自分史上最高のインテリア”を提案する理由
結論から言うと、
・”自分史上最高のインテリア”は、お客様自身の好みをとことん反映させていて「とりあえず有名なブランド家具で固めました。」というようなありきたりなインテリアではなく、それぞれが唯一無二でかっこ良いから。
・フリーランスのインテリアコーディネーターは、家具ブランドの垣根を超えて、そのお客様が本当に望んでいるインテリアコーディネートが出来るから。
・大手のインテリアコーディネート会社では、様々な制限があり、イメージどおりのインテリアに出来なかったという声を耳にすることが多かったから。
・”自分史上最高のインテリア”に住まうお客様からの”今までで最高にしっくりきています!との嬉しい言葉に背中を押されたから。
・そしてそれをお客様と見つけて実現するプロセスがとても楽しく、
常に新しい発見があって、私一人では見られない世界を見れるのが個人的に楽しいから。
こんな感じです。
私が大手のマンションデベロッパーで安定して大きな仕事に携わっていたのにも関わらず、なぜあえて独立して”自分史上最高のインテリア”を提案しようと思ったのか?
について、書いていこうと思います。
2.モデルルームを作る仕事から、マンション企画の仕事へ
私は、もともとマンションのモデルルームを作る仕事をしていました。
デザイン会社で、実際に家具をデザインしたり、カーテン照明その他のアイテムをセレクトして、室内全体をスタイリングするインテリアコーディネート業務です。
イメージを形にする仕事はとてもやりがいがあるのですが、
モデルルームには悲しい宿命があり、マンションが売れると壊されてしまいます。
「モデルルームの仕上がりが良いとあっという間に壊されてしまう。」というジレンマがあるのです。
(もちろんマンションの売れ行きには、他の要素も影響しますが。)
スクラップ&ビルドの世界から抜け出したい!
という思いから、不動産デベロッパーに転職。マンション本体の商品企画に携わっていました。
内装材やキッチンの提案、モデルルームの間取りの提案など、形に残る仕事が出来、新しいものを作る喜びや、沢山の方が関わるプロジェクトでの仕事は、成果も大きく達成感がありました。
でも、大手ならではの宿命で、どうしても、”万人受け”を考えなくてはいけないので、個々の顧客目線での提案は難しくなります。
それは、事業を継続していく上でとても大切なことなのですが・・・・。
安定した大企業で大きな仕事に携われるし、なんとなくかっこいいし、やりがいもあるし。でも私には向いていないように感じました。
3.個人邸のインテリアには、「そうそう!これこれ!!」がある
その後、あるきっかけで、個人のお客様のコーディネートを手掛けることになります。
それまでも、個人邸のカーテンを選んだり、家具を選んだりという経験はあったのですが、
全く何もないところから、お客様の希望を聞きながら全体のコンセプトを決めるの初めて。
最初はぼんやりとしていたイメージが、どんどん明確になっていく中で、
お客様が、「そうそう!これこれ!」と目を輝かせる瞬間に立ち会うことが何度もあって、私も同じように嬉しくなりました。
そのお客様は、ファッションコンサルタントのお仕事をされていて、
デザインについては、とてもこだわりがありました。
ご要望の中でも特に具体的なものが下記の➀➁でした。
➀カール・ラガーフェルド(元シャネルのトップデザイナー、フェンディやクロエのデザイナーも歴任した伝説のデザイナー)のコレクションで、ヴァネッサ・パラディ(女優であり歌手。俳優ジョニー・デップの元パートナー)がモデルをつとめたとてもスタイリッシュなモノクロ写真のポスターを持っていらっしゃったのですが、
それまで飾る機会がなく、是非新居ではそれを壁に飾りたい。
➁ウエッジウッドの限定品の素敵なティーセットをお持ちでしたので、そのセットが合うような可愛らしい雰囲気も叶えて欲しい。
スタイリッシュさと、可愛らしさ。一見相反するものですが、それは、お客様ご自身の好みの反映であり、何等かの共通項があります。
更にアンティーク家具も取り入れたいということでしたので、なかなかの難題でしたが、打ち合わせを重ね、最終的には、お客様に大満足して頂ける仕上がりになりました。
特に、こちらの方の場合は、個性的かつ好みが明確でしたので、より満足度の高いものになったと喜んで頂けました。
お客様が本気で満足して下さる様子を直に見られることにとても喜びを感じ、本格的に個人邸のコーディネートを手掛けるようになりました。
4.”普通”のインテリアを求めていないお客様との出会いで常識破壊
業務委託契約を結び、
新築マンションを購入されたお客様をご紹介頂くスタイルでの仕事を始めました。
お客様からヒアリングをして、
必要なものは○○。ここはこうしたい。という希望などから、アイテムを提案します。
新築マンションを契約したお客様は、インテリアも素敵にしたい!と思っている方も多く、打ち合わせは、とても楽しい時間です。
マンション契約に関わるシビアなコストや、約款などの左脳がっつり使った後にお打ち合わせすることが多いので、
「やっと楽しい打ち合わせが出来る~!」
と笑顔を見せて下さる方も沢山いらっしゃって、この仕事を選んで良かった!
と思っていました。
幸せな方をさらに幸せにする後押しすることの出来る仕事って良いな。
と思っていました。
新築マンションを契約されたお客様を次々に紹介して頂けて、
まったく途切れることがありません。
お蔭様で、とても充実した毎日でした。
そんな中で、多くのお客様がよく口にするフレーズがありました。
「普通でいいんです。」
最初は、そっかー。多くの方はインテリアに個性を求めていないんだな。
無難なものを提案して差し上げよう。
そんな風に思っていました。
ところが、お客様の中には、全く”普通”じゃないインテリア”を望んでいる方がいらっしゃいました。
〇今まで見たことのないようなインテリアを望んでいる方。
〇ライフスタイルにこだわりがあり、それをインテリアにも反映させたい方。
〇新居への思いが強く、新しい世界にチャレンジするような思いでインテリアに取り組んでいらっしゃる方。
とても個性的なセンスをお持ちで、
私自身、少し奇抜かな?とか、コストをかけ過ぎかな?と思いながら恐る恐るご提案するのですが、
「いいねー!そんなの見たことない!」
「もっと個性的なのを見てみたい!」
とノリノリになって下さいます。
え?え?本当ですか?
こんなにやっちゃって良いんですか?
私の常識が破壊されました。
”普通”じゃないインテリアを求めている方も結構いらっしゃるんだ!!
そして、実際にお部屋のコーディネーションが仕上がった時に、
お客様が、
「これは自分史上最高のインテリアだ!」ととても喜んで下さったことがあって、
その言葉がとても印象に残りました。
5.本当はどうしたいのか?どうしたら出来るのか?は、情報がないからわからない
多くの方と接していると、
最初から、「個性的にしたいです!」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、
個性的にしたいということに気が付いていない方も沢山いらっしゃいます。
〇打ち合わせを進めていく中で、流行りのスタイルや、無難なカラーコーディネートがしっくり来ていなくて、
じつは、個性的にしたい!ということが明確になるパターン。
〇手持ちのアートや、思い出の品など、大切にしているものがあって、その個性を生かすためにインテリアも必然的に”個性的”になるパターン。
どの方もインテリアを作っていく過程はそれこそ唯一無二で、”普通”はありません。
ですから、マニュアルに沿って作るようなことが難しいのです。
限られた時間の中で、このプロセスをご自身でされるのは、かなり、労力がかかります。
なにより情報収集の手間と時間がかります。
今は、検索をすれば、沢山の情報が手に入りますが、
情報は、沢山あっても、”最適なもの”がないと、無いのと同じだからです。
インテリアのショールームは、案外奥まったところにあったり、上階にあったりと、
普段お買い物に出かけていても、目につかない場所にあることも多く、
入ったことのない方が多いようです。
web上の情報だけでは、分からないことも多く、実際に触れてみることが、失敗しないことへの近道なのですが、
”知らなかった”ただそれだけで、それが叶わないという残念な現実もあります。
6.既存の枠内では、最適なサービスが提供できない!
業務委託でコーディネートを手掛けている中で、
最もありがたいことは、次々にお客様を紹介して頂けること。
また、物件自体の情報が手元にあるので、スムーズにトータルでコーディネートすることが可能です。
ただ、デメリットもありました。
〇打ち合わせ時間の制約
〇限られた取引先のアイテムしか提案できない
〇わずかなことでもイレギュラー対応は不可
〇お客様よりデベロッパーの意向が優先されることがある
これでは、本当に”普通”のインテリアに仕上がって終了。ということになってしまいます。
サイズや、内装に合うかどうか。だけを検討することでタイムリミットが来てしまうからです。
私自身は、その中でも、打ち合わせの機会を増やしたり、CGパースを作ってよりお客様のイメージ喚起に努めていましたが、
やはり規定の枠の中では限界が生じてきます。
もっと効率を!
リスク回避至上で無難に納めなさい!
という大企業ならでは、圧を感じずにはいられません。
もちろんそれも、より多くの方の平均的な満足度を高めるには大切なのですが・・・・。
7.一度しかない人生。思い切り”普通”じゃない方に振り切ってみたい!
一度、お客様の”史上最高のインテリア”を作った満足感を得た私は、もう”普通”には、満足できなくなっていました。
年間何十人ものお客様の”普通のインテリア”を作っていく人生と、
年間数件でも、”自分史上最高のインテリア”を作っていく人生。
どちらを選ぶ?
となった時に、明らかに自分が後者を求めていることに気が付いたのです。
それをするためには、やはり自分で事業を起こすしかないなと思いました。
8.”自分史上最高のインテリア”は誰にでも作れる
沢山のお客様のインテリアを構築していく中で、気が付いたのは、
センスが良かったとか。
何度もインテリアコーディネートをした経験があったとか。
そんなものは、自分史上最高のインテリアを作るために必要ではないということ。
➀何か好きなのかに気が付いて、少し面倒だけどそれを深めて(イメージ)
➁得た情報の中から選択していく(知識)
➂購入したり、工事の手配をする(行動)
この3つだけなんですよね。
恋愛や、就職活動にも似ていますね!
ただ、経験がないと迷走しがちです。
その伴走者が私のようなインテリアコーディネーターです。
➀➁については、伴走してサポート。
➂については、完全に丸投げして頂くことができるので、実際にご自身がやる必要があるのは、➀と➁の一部分のみです。
9.大手企業では出来ないことも出来るんですね!と言われました。
起業してみて、実際にお問い合わせを下さる方の中には、
大手企業に問合せをしたけれど、
「エリア外だからできない」
「リスクがあるからできない」
「やったことがないからできない」
などと言われて、一度は諦めた方がいらっしゃいます。
大手企業は、多くの方にサービスを継続するためにリスク回避は重要事項ですし、コスト管理も規定があり、
そんなこんなの諸事情でイレギュラー対応が難しいのですね。
私も大手企業での経験上、よくわかります。
ほんのささいなことでもイレギュラー対応が難しいのです。
でも、本当に、こうしたい!というご意向のある方には、充分にリスクを説明した上で、実行することが可能です。
それは、個人対個人だからこそ出来ることではないかなと思っています。
インテリアって、そもそも全てがイレギュラーだと思っているので、出来るかできないかは、前例ではなく、法規的な問題点、施工上のリスクなどをクリア出来れば、あとは、やるかやらないか。だけです。
10.結局なぜ”自分史上最高のインテリア”を提案しているのか?というと
というわけで、
なぜ、私が、”自分史上最高のインテリア”を提案しているかを書いてきました。
まとめてみると、
・”自分史上最高のインテリア”は、お客様自身の好みをとことん反映させていて、「とりあえずブランド家具で固めました。」
というようなありきたりなインテリアではなく、それぞれが唯一無二でかっこ良く、それをお客様と思考錯誤して作り上げるプロセスが最高に楽しいから。
・フリーランスのインテリアコーディネーターだからこそ、家具ブランドの垣根を超えて、大手にはできない方法で、そのお客様が本当に望んでいるインテリアコーディネートが出来るから。
このような感じです。
・インテリアのことはよくわからないから、普通のインテリアで良いんです。
・webで検索したんだけど、丁度良いものがなかなか見つからなくて、一晩中探した。
・手持ちのアイテムは気に入っているのだけど、これに何を合わせたら良いかわからない。
・気に入った壁紙があるのだけど、誰に工事を頼んだら良いかわからない。
皆さん、いろいろなお悩みをお持ちですが、
ぜーんぶ大丈夫です!
もちろん、法規的にNGなことや、物理的に不可能なことは出来ませんが、
たいていのことは解決します。
インテリアに関する小さなお悩みなども聞かせてくれると嬉しいです。
是非コメントお待ちしています。
お問合せフォームからお願いしますm(__)m
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私がインテリアコーディネーターとして起業するまでのお話はこちらから。
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:::::::::::::::::::
私は、25歳でインテリアコーディネータ―試験に合格し、
設計事務所やデザイン会社、にてモデルルーム設営の仕事をしていました。
2級建築士取得後、不動産デベロッパーでマンションの商品企画の仕事を経験した後、
2015年に独立し、それまでの経験を生かしながら個人邸のインテリアコーディネートを手掛けています。
お客様には、完全個別対応で、
お客様の唯一無二の個性をいかした、”自分史上最高のインテリア”を作ることに特化したサービスを行っています。
只今、オンラインで無料相談受付中ですので、お気軽にお問合せ下さい。
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