「せっかく新居に住むのだから、長く使える良い家具を選びたい。」
そう考える方は少なくありません。
実際、高級家具には、素材の質感や美しいディテール、座り心地や耐久性など、価格に見合うだけの価値があります。
長く暮らしを共にするものだからこそ、本当に良いものを選ぶという考え方は、とても素敵なことです。
では、高い家具を選べば、それだけで素敵なインテリアになるのでしょうか。
私の答えは、
「高い家具は大きな魅力があります。でも、それだけでは美しい空間にはなりません。」
です。
高級家具は、それだけで美しく見えるわけではありません
高級家具は、細部まで丁寧につくられ、素材やプロポーションも美しく、確かな存在感があります。
その価値は、本物です。
ただし、その魅力が最大限に発揮されるのは、
空間とのバランスが整っているときです。
ショールームやモデルルームでは、床や壁の素材、照明計画、窓まわり、アート、小物まで、
一つの世界観として細かくコーディネートされています。
だからこそ、家具が何倍も美しく見えるのです。
一方で、ご自宅ではどうでしょう。
照明の明るさや光の色、床材、天井の高さ、窓の大きさ、
そしてご自身がお好きなテイストとの相性によって、同じ家具でも印象は大きく変わります。
高級家具をただ購入したからといって、必ずしも理想の空間になるわけではありません。
洋服選びと少し似ています
これは洋服にもよく似ています。
モデルさんが着ている服は、とても素敵に見える。
でも、実際に自分が着てみると、
「思っていた感じと違う。」
そんな経験はありませんか。
・・・私はあります。(;'∀')
服そのものが悪いわけではありません。
体型や髪型、靴やバッグとの組み合わせによって、印象は大きく変わるからです。
反対に、自分の体型に合った洋服を選ぶと、スタイルまで美しく見えます。
インテリアも同じです。
家具そのものではなく、
その住まいに似合っているか。
それが、美しい空間をつくるためには欠かせません。
高い家具ほど、「使い心地」まで確認したい
もう一つ、お伝えしたいことがあります。
高価な家具が、必ずしも使いやすい家具とは限りません。
デザインを優先した結果、
・立ち上がりにくいソファ
・長時間座るには疲れやすいチェア
・お手入れに手間がかかる素材
などということもあります。
住宅のインテリアは、美術館ではありません。
毎日を過ごす場所です。
見た目の美しさだけを追求しても、本当の意味で「心地よい住まい」にはなりません。
その方の体格やライフスタイル、ご家族構成、暮らし方まで考えて選ぶことで、初めて美しさと使いやすさの両方が実現します。
本当に価値があるのは、「どれを買うか」より「どう組み合わせるか」
インテリアで大切なのは、家具そのものではなく、空間全体の調和です。
ソファだけ。
ダイニングテーブルだけ。
照明だけ。
どれも単体では美しく見えても、それだけでは住まいは完成しません。
床や壁の色、天井の高さ、照明計画、カーテン、アート、小物。
それらが互いに引き立て合って初めて、家具の魅力も最大限に生かされます。
もちろん、全てを高級なもので揃えても良いし、一点豪華主義で高級なものを取り入れて
後はリーズナブルなものでコーディネートするのもお勧めです。
その場合も、”バランスの微調整”を行うことで全体を美しく整えることが必要です。
家具だけでは解決できないこともあります
インテリアは、家具だけで完成するものではありません。
床や壁の色、建具、キッチン、照明、窓まわりなど、
住まいそのものの印象が、家具の魅力を大きく左右します。
どんなに美しい家具を選んでも、空間とのバランスが取れていなければ、その良さを十分に引き出すことはできません。
だからこそDREAM INTERIORでは、家具のご提案だけでなく、
必要に応じて内装や間取りの見直し、造作家具を含めたリノベーションのご提案も行っています。
家具を選ぶことが目的ではなく、その家具が最も美しく、心地よく暮らせる空間をつくることが目的だからです。
家具だけで理想が叶うこともあれば、内装から整えた方が理想に近づくこともあります。
お客様のご要望やご予算に合わせて、家具だけで考えるのではなく、住まい全体を一つの空間としてデザインする。
それが、DREAM INTERIORが大切にしている考え方です。
「高い家具を買うこと」がゴールではありません
高級家具には、長く使う価値があります。
だからこそ、その魅力を最大限に生かせる空間であってほしいと考えています。
私がお客様にご提案しているのは、高級家具そのものではありません。
その家具が最も美しく見え、毎日の暮らしの中で心地よく使える住まい全体です。
家具を一つずつ選ぶのではなく、住まい全体を一つのデザインとして考えること。
その視点があることで、高級家具は初めて、本来の美しさと価値を発揮すると私は考えています。
ご自身の好みをうまく説明できなくても、最初から明確な完成イメージを持っていなくても大丈夫です。
対話を通して大切なことを見つけ、その方にふさわしい住まいへと整えていきます。
どうぞお気軽にご相談ください。
デザイン主導型フルリノベーション
本記事の内容は、マンションインテリアの実務経験および
実際のご相談事例をもとに構成しています。
インテリアは、部分的に整えてもなかなか完成しません。
全体のバランスを踏まえて初めて、空間として成立します。
「何から整えればいいのか分からない」
「今の空間に違和感がある」
そう感じている場合は、個別に状況を整理しながら、
無理のない形で整え方をご提案しています。
DREAM INTERIOR
加藤英里
インテリアは、人生をアップデートする入口
馴染みだけで選べば、暮らしは既知の範囲に閉じ込められます。
でも、未知に触れた瞬間、暮らしの質は少しずつ、確実に変わり始めます。
その変化が、その人の生き方を静かに押し上げることだってある。
私は、これからもお客様がまだ見たことのない世界へ、そっと光を当て続けたいと思います。
インテリアコーディネーター資格取得後、
メックデザインインターナショナルにてモデルルーム設営に携わり、
二級建築士取得後は、野村不動産にてマンションの商品企画を経験。
空間デザインと不動産、双方の視点から住まいづくりに関わってきました。
2015年に独立以降は、個人邸を中心に、
住まい手の価値観や美意識を丁寧に読み解くインテリアコーディネートを行っています。
DREAM INTERIORが大切にしているのは、
流行や装飾に左右されない、その方の人生に静かに寄り添う空間。
インテリア提案から家具の選定・販売、施工までを一貫して担い、
完成形はCGによって事前に共有。
「選ぶ」「決める」「迷う」といった思考と判断の負担を極力手放し、
本当に集中すべき時間と感性を守るための住環境を設計しています。
2006年よりミラノ・サローネを現地視察し、
イタリア本国の家具ブランドやショップの空気感、
素材やディテールの変化を、日本の住空間へと落とし込んできました。
完全ワンストップ、かつ完全委任型のインテリアデザインサービスとして、
一邸一邸、丁寧に向き合っています。