メゾン・エ・オブジェ 日本橋高島屋  【第3部 ライジングタレントアワード】【ぺリアン展】 | インテリアコーディネートを気軽に相談 港区 渋谷区 世田谷区

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メゾン・エ・オブジェ 日本橋高島屋  【第3部 ライジングタレントアワード】【ぺリアン展】

カテゴリ: 展示会レポート 作成日:2022年03月13日(日)

 

第1部 第2部からの。

続編です。

 

 

ライジングタレントアワード 2022

 

第3部は、RISING TALENT AWARDS ライジングタレントアワード

才能ある有望な若手のデザイナーの中から選出・表彰された方の展示です。

35歳以下で、数年間プロとしての経験を積む中で熱意にあふれ新鮮な提案を行っている。ということが条件。

 

毎年一つの国から選ばれるのですが、イタリア・レバノン・中国・アメリカ・フランスに続き、

今年はいよいよ日本から。

 

2020年のフランスでの受賞者の作品と、対面した形での展示でした。

デザイナーのコミュニティがつながり、活発に交流が行われ、互いの文化が豊かに国際化し開放されていること。

をコンセプトにした展示です。

 

 

今年の受賞者の作品はこちら。

  

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氷室友里氏

表面の糸をはさみでカットして、柄を変化させ、自分オリジナルのデザインが作れるテキスタイル。

こちらは、ポップアップショップなどで良く見かけます。

購入した人が手を加えられるというコンセプトも、大人可愛い色合いやデザインが素敵です!

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狩野佑真氏

資源として価値のない、小径木や枝葉・樹皮・根・実・森の土を、有機溶剤を使わずに完全水溶性アクリル樹脂と反応性ミネラルベースを混ぜ合わせて製作。木工のように加工が可能な材料とのこと。

なんといってもこのおいしそうな質感!そして、もちろん素材はナチュラルなのだけれど、荒々しさがなくていろいろなテイストの空間に馴染みそうな絶妙な風合いが気に入りました。

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坂下麦氏

典具帖和紙とステンレスの細線を組み合わせて、イサムノグチの照明を現代的に解釈した照明。

製作過程では、湿度を上げた状態で、和紙を張り込んでいるため、湿度が下がるとより”ハリ”が出てピンと張りつめるようになっているとのこと。

大変繊細な美しさでした。

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三澤遥氏

こちらは、動く様子がとても面白い!

ここでは動画がアップできないので、是非お名前で検索してみてください。

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2020年のフランスでの受賞者作品も対面して展示されています。

いくつかピックアップ。

 

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それぞれ個性的で素敵です!

色使いや、表現方法はやはり日本のデザイナーと少し違うように感じますが、

両国共に、持続可能な材料をテーマにしていたり、自然回帰を感じさせるものが多い印象でした。

 

 

それにしても、日本の受賞者の方々の作品は、どれも素敵でした!

 

デザインももう出尽くしていて、新しいものを生み出すのは大変なんじゃないかと思うのですが、

時代にあった新しいものは、いつの時代もワクワクさせてくれますね!

 

今回のセレクトは、実用的なものでありながら、とても楽しいものが多く、見ごたえ満載でした!

 

 

イントロダクション シャルロットぺリアンと日本の交流

 

そして、今回入り口で、私がとても心惹かれたのが、シャルロットぺリアンの展示でした。

 

デパートの催事場に、メゾン・エ・オブジェ をもってくるなんて、すごいことを考える方がいらっしゃるものですが、

その思想の片鱗を、会場のイントロダクションにて、感じることができました。

 

1941年に日本橋高島屋にて、シャルロット・ぺリアン日本初の展覧会「ぺリアン女史日本創作展覧会2601年住宅内部装備への一示唆 選択・伝統・創造展」が開催されました。

1941年といえば、第二次世界大戦のさなかです。

約2ヶ月かけてぺリアンは渡航して来たとのことです。

 

コロナ禍での今回の開催はとても困難であっただろうな。と思っていましたが、80年前にもデザインの力を信じ、どんな環境下でも未来の幸福を信じて、その先陣を切っていこうという気概に大変感銘を受けました。

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そして、そのお誘いの文書がとても素敵です。

「ぺリアン女史、東京の高島屋百貨店にいらしてください」と書かれた8メートルの巻紙。
ペリアンとも高島屋とも関係の深かった建築家・坂倉準三氏によるもの。画家の棟方志功氏によって描かれた絵が添えられています。

日本のデザインに多大な影響を与えたぺリアンの来日は、こんなキュートなお手紙から始まったとは!

 

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 シャルロットぺリアンは、来日前は、日本人に対して、西洋を模倣して、自分達の魂を失う姿を見るにつけ、辛辣に批判していたとのことですが、

来日後に、様々な場所で職人と協業する中で、その見方が変わって大変親日的になられたとのこと。

デザインを通して出会い・交流が生まれて、新しいものが生まれていくということの素晴らしさを感じます。

 

 

第二次世界大戦後、再び実現した1955年の「芸術の綜合への提案-ル・コルビジェ、レジェ、ペリアン三人展」での様子の展示もスタイリッシュでかっこいい!

モダンな図案が、綴織壁掛(タペストリー)になっていて、鮮やかな色合いと、シンプルな素材の家具との組み合わせが、フランス&日本の融合を感じます。

 

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なんだか先行きの見えない昨今ですが、それでも夢を見ることを忘れずに、日々楽しいことを見つけて、恐れず対話をしていけるといいなと思います。

素晴らしい展示をありがとうございました!

 

 

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