住宅インテリアのプロが感動する家具 ーカンディハウス am(アム)ー
こんにちは。
先週はお客様のお宅にて、
家具施工の立会いに行って参りました。
そして、感動してしまいました!
何に感動したかというと、
職人さんの丁寧な仕事ぶり
仕上がりの美しさです。
カンディハウスの
am(アム)は、
1990年から長く愛されているシステム収納です。
システム収納とは、
一定のモジュールがあって、
それを組み合わせて、
必要に応じた収納を設けるための家具ですが・・。
これだけであれば、同じような家具はいくらでもあります。
今は、ご自分でサイズオーダーして壁から天井にほぼぴったりの収納を設えることもできるようです。
自分で全て整えるのは大変ですが、それも楽しいですね。
ただ、今回カンディハウスさんの職人さんの仕事ぶりを拝見していて、
これは、本当に価値がある!
と感動しましたので、
その件について。
造作で収納を作るのは、大工さんなら当然といえます。
現場で材料を切り出してサイズを合わせて綺麗に納めて下さいます。
そのような家具は素晴らしいです。
もちろん、造作家具専門の家具屋さんに、
工場で製作して頂いて、
最終的には家具職人さんが取付る。
ということもあります。
”もの作り”という感じがして、
その作業をずっと見ていたくなります。
ただ、これらは完全オーダー品ですから、
製品の特性上、
ぴったりと綺麗に納めて当たり前の品物です。
※当たり前とはいえ、いろいろ大変ですが!
本当に職人さんの方々、尊敬します!
今回のamについては、
なんといっても、
家具屋さんの作る家具なのに、
大工さんのように納める。
という点が凄いのです!
この凄さ。
なかなか伝わりにくいかと思います。
また、
ちょっと洋服に例えてみますけれど、
造作家具は、
オーダースーツのお店で、
生地を選んで、
採寸してもらって、
自分にピッタリのサイズのものを誂えてもらう。
というイメージ。
①とします。
amは、
お店で展示されている
スーツを実際にいくつか見て、
このスーツのここの部分と、
また別のスーツのこの部分を
取り入れて、
生地も選んで再構成してもらう。
というイメージです。
こちらを➁とします。
①は自由度が高く、
思い通りの形に作ることが出来ますが、
完成品のない中で打ち合わせをするので、
最終イメージが難しく、
また、一から製作するため、
どうしてもコストが高くなってしまいます。
➁は既にサンプルを実際に見ているので、
イメージがしやすく、
また、基本的には既製品である為、
コストも抑えることが出来ます。
デメリットとしては、
変形や異素材を使用することはできません。
ただ、シンプルな形状を作るのであれば、
➁つまり、amは本当にお勧めです。
そして、素材も大変綺麗です。
天然木突板を使用していますし、
長年培ったノウハウで
使い勝手も考慮されています。
今回は、
幅は、壁から壁まで約3400㎜
高さは窓下の、
寝室の収納を製作させて頂いたのですが、
綺麗にぴったりと
納めるために、少し大きめに工場出荷された
材料を現場で職人さんが、
のこぎりやカンナでカットして調整。
いつも思うのですが、
・・・これって、造作家具やん!?
ここまでやって下さって。。涙。
という気持ちを抑えきれないのでした。
今回は、お客様の代理で立ち会わせて頂いたのですが、
本当は、お客様にも見て頂きたいくらいの、
見事な仕事でした。
何がすごいって、
システム収納なのに、造作みたいなところ!
そして、仕上げの美しさ!
最近は、メラミン化粧や、
木目の化粧シートなどの精度が大変良くなっているので、
その良さも実感していますが、
やはり、天然素しっとりとした
風合いは、安心感があります。
扉を開いた箱内部も、
天然木突板を使っています。
心意気が伝わります。
お客様と対応する営業担当が、
製作図面を書くことも多いとのこと。
それも素晴らしくて、
即座に変更対応できますし、
最終的に家具を使うお客様の意向を
工場に伝えることができる。
これだけのことを、
これほど大きな規模の家具屋さんがやられている。
とは、本当に従業員の方々の努力あっての
ことなのでしょう。
感動。
散々書いてしまいましたが、
今回も、お仕事を頂いている会社様のご意向により、
施工写真はありません。
写真をお借りしました。
amいろいろ。
収納も兼ねた
迫力あるテレビボード
グレー系の塗装色もあります。
書棚も製作可能。
小型の収納も細部が綺麗です。
表・裏の両面から使う場合も、
どちらから見ても美しく。
クラシカルな扉デザインも選択可能。
今回は、
営業担当→工場での製作
→職人さん。
までの一連の流れに感動したわけですが、
そういえば、
以前、この展示に感動したことを
思い出しました。
2014年
ドイツのデザイナー、
ぺーター・マリーの新作発表に伴うイベントで、
空間デザイナー松村和典氏による
『秋の木漏れ日体験 落ち葉が降り注ぐ幻想的なインスタレーション』
URLこちら↓
http://www.condehouse.co.jp/chs2014/komorebi/
圧巻の展示に、
しばし見入ってしまいました。
実は全国の従業員さんが、
はさみでちょきちょき切って作っている
15,000枚もの皮革製の葉っぱで作られた
インスタレーションとのこと。
そういう会社素敵ですねー。
カンディハウスさんは、
20年ほど前になりますが、
旭川の本社に伺ったこともあり、
とても好きなメーカーさんです。
マンションに家具を取付するのは、
いろいろな課題があり、
各社さん工夫に余念がありません。
今後も、いろいろな家具を紹介していきたいと
思います。
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