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目黒通り GEOGRAPHICA さんにじっくり伺ってきました。② アンティーク家具は、思いのあるお店で。③ 家具であって家具でない。

カテゴリ: おすすめの家具ショップ&アイテム 作成日:2021年09月26日(日)


こんにちは。
DREAM INTERIOR

ドリームインテリア

加藤英里です。

 

先日、お客様のお宅でのお打ち合わせの後、

目黒通りの家具ショップにお邪魔して参りました。

 

GEOGRAPHICA (ジェオグラフィカ)さん

訪問記 その2です。

 

前回の記事はこちら。

①○○専用家具は贅沢かつ愛おしい♡

 

 

 今日は、

 

②アンティーク家具は、
 思いのあるお店で買うこと

③アンティーク家具は、
 家具であって家具でない

 
について、お話したいと思います。

 

アンティーク家具と一言で言っても、

それには様々なタイプのものがあります。

 

製作から100年を経過したもの
という定義もあるようですが、

こちらは、
アメリカで”関税の有無の基準”
とするために定められたものに由来するようで、

家具としての分類には当たらないようです。

 

実ははっきりとした定義はなく、
”歴史を継承する美しいデザイン”が

あるかどうか”
という点に価値が置かれることが多いようです。

 

1920年~1930年代にかけ
工業化が進んだことで、

それ以前より、
より豊かに、
美しいデザインを表現できるようになり、

良質な家具が十分なボリュームで
市場に出回るようになったため、

そのころの品物が、
現在、比較的手に入りやすい価格で流通しているようです。

 

もちろんそれ以前の製品もありますし、

それ以降の製品もあります。

  

 

1920年代ごろからは、お客様のオーダーで、

自由に家具をカスタマイズするシステムが
確立していたようで、

様式をミックスしたようなオリジナリティ。

似ていても少しずつ個性があるチェア。
などが存在するのも、

自由で豊かな暮らしを感じます。

 

どの年代のものか、
ということにこだわりのある方も
いらっしゃるかもしれませんが、

そのデザインが自分の好みにあうかどうか。

という点で見ていくと、

知識がなくても、

気軽に楽しくセレクトできますね!

 

家具をいろいろ見ている私ですが、

やはり、
いわゆる”モダンな家具”

に接することが多いのが現状です。

ただ、

アンティークの家具も、
もちろん見る機会は多い方かと思います。

 

お店によって、コンセプトが違いますので、

個性もまちまちです。

 

  

年代ものの場合、
せっかく気に入って購入されたのに、

あっという間に壊れてしまった。
壊れやすいから、細心の注意で取り扱わなければいけない。

とっても素敵だけれど、ぐらぐらしていて座れない椅子。

(たまにありますよね(;^ω^))
そんな状態のものは、
どんなに見た目が素敵でもお勧めしにくいです。

 

作られた時のまま、
手を入れずに経年変化を味わいたいので、

”ディスプレイ”として、
お部屋の中に存在させている家具。

もちろん、

そんな家具があっても良いと思います。

 

ただ、住宅の場合、
実際に使って頂いて不具合がない。

という点を外すわけにはいかないことが大半です。

お客様にお勧めする以上は、

しっかりとアフターメンテナンス対応体制が

なされていること。が私の信条です。

国内メーカーさんの新品は、

保証期間もあり、

万が一不具合があった場合でも、

交換や修理を依頼出来ます。


ですので、
やはりそのようなメーカーさんのものを
おすすめすることが多くなります。

 

その点、

GEOGRAPHICA さんの家具は、

インテリアのプロとして、

安心してお客様にお勧めできるお品物。

とにかく状態が良いのです。

そして、デザインが綺麗。

加えて、価格がリーズナブル。

 

チェアは、
張地が綺麗に張り替えられていますし、

張地の部分が綺麗なだけではなく、
中材も交換されて綺麗に調整されています。

漂う清潔感には、理由があります。

 

扉付きの家具の開閉の金物や

引出しの調整。

塗装面やガラス部分の美しさ。

また、内部背面等に張られている生地も、

とても洗練されています。

生地は、
一つ一つ担当の方がセレクトされているとのこと。

 

海外から輸送してきていて、
さらにこんなに手間をかけていて、

この価格なんですか??

 

と失礼ながら思わず声をあげてしまいました!

 

どおりでファンが多いはずですね。

ご結婚の際に、
実家でもこちらの家具を使っているから。

と、家具を求められる方もいらっしゃるとのこと。

 

素敵ですねー!

 

お店で品物を拝見して、その凄さが分かりましたので、

特にその点についてはお話は伺わなかったのですが、

HPを拝見して、さらに感動しました。

メンテナンスに関するページ

 
やはり、
『見た目の美しさと共に、
機能性や実用性を特に重視しています。
すべてのアンティーク家具を

日常の生活で普通にお使いいただけるように、
丁寧に修復した状態でお届けします。』

と書かれていました。

こちらのページを読んでいると、

溜息がでます。

 
メンテナンスの塗装剤もオリジナル。

また、

リアプルーブド

※販売した家具の買い取り、修復、再販売
もされているとのこと。

永遠に使い継がれていきますね。

サステナブルですね。
なんて一言で言ってしまうのは、

おこがましいような丁寧なお仕事です。

 

モダンな家具は、
購入時が一番綺麗で価値があります。

その後、傷がついたり汚れたりすると、

その価値は下がってしまいますし、

修復もなかなか難しいのが現状です。

 

よくある、

”買い替えた方がお安い”現象。ですね。

 

アンティーク家具は、

現在、そのデザインのものを、

同じ材料でその価格で作ることは、
ほぼ不可能かと思います。

 

その価値を継承するために
家具を長く生かすように修復し続ける。

そんな心意気。

 

 

前置きが長くなってしまいましたが、

お店の写真を撮らせて頂いたので、
いくつかご紹介。

 

3階のマホガニー材やウォールナットの家具。

こちらは、エレガントな家具が揃います。

※因みに、

 前回記事のバリエーションも3階展示です。



まず、目にとびこんできたのがこちら。

このガラス扉の曲線、本当に綺麗です!

 

IMG 2232




思わず接近してもう一枚。

 

IMG 2233

 


かなり装飾性の高いもの。


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もう少し控えめなデザイン。

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楽譜などを入れるためのキャビネット。

大変凝った造りです。

機能的なのにとってもエレガント。


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最近、国内であまり生産されなくなった
鏡台のバリエーションも充実。

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こんなデスクでテレワークはいかがでしょうか♪


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シャンデリアについては、

日本の住宅規格に合うよう、
リプロダクトされたものも揃います。

IMG 2246

エレガントなスタイルには、

照明も重要ですね!


GEOGRAPHICA さんは、

古城で使われていたような、
超がつくような高額な家具は

買い付けされないそうです。

あくまで、
日常使いの家具として、手に入れてほしい。

という思いが伝わってきます。

 

『思い』といえば、
お話で盛り上がったのが、

もっと、皆さんに、
インテリアを楽しんでほしいですね!

ということ。

 

流行のスタイルを追いかけて、

なんとなくシンプルなものを、

とりあえず一式そろえるのではなく、

人とは違う自分の好きな家具を探したり。 

壁紙に色をいれてみたり、

照明に凝ってみたり、

もっとそんなことがしやすくなると良いですね!

と。

 

あと、
あれ、気になりますよね!

と盛り上がったのが、

 

テレビでよく見る<

芸能人のお宅拝見!のような番組で、

カーテンの丈が窓サイズにあってない!
ということ。

 

素敵なお住まいに暮らしていて、
それを紹介する企画なのに

なんで???

 

本当にもったいないねー。

という残念な気持ちを共感。


このあたりは、
私達のようなインテリアコーディネーターが、

もっともっと努力しなければいけないところですね。

 




そして、最後に、

③アンティーク家具は、
 家具であって家具でない

こちらの件ですが、

家具って、家の道具だけあって、

何か用途があって買い揃えるもの

ですので、
必要か必要でないか。の判断基準は、

『使うか使わないか』
という点になるかと思います。

 

でも、
GEOGRAPHICA さんで家具を見ていたら、

必要に迫られていないけれど、欲しい。

そんな気持ちが沸き上がってきます。

 

さらに言えば、
欲しいから置く場所や使い方を考え始める。

 

この感じ。

なんでしょうね。

アート?

雑貨?

洋服に対するアクセサリー
のような?

 

お客様のカーテンのご相談をしている時に、

似たようなことがあるかもしれません。

 

この生地素敵!

と言って目が離せない感じ。

 

 

デザインの美しさ。
からくるものでしょうか。

 

 

なんだろう。

なんだろう。

 

と思っていたら、

ホームページにこんなフレーズが。

 

”アンティーク家具を
インテリアの実用的なアクセントとして

取り入れていただくためのアイデアが
きっと見つかります。”

 

アクセントということは、

やはり、洋服で例えるとアクセサリー。

お料理ならば、スパイス。

でしょうか。

 

なくても成立するのだけれど、

加えることで、さらにぐっと引き締しまるような。

 

全てをアンティークで揃えると
トゥ―マッチな場合でも、

アクセントとして取り入れるのもとても素敵です。

といいつつ、

その存在感に

アクセントが主役になってしまうかもしれません!

 


私の
必要に迫られていないけれど、欲しい。

という感情の答えはまだ出ていません。



力のある製品の魅力。

家具の歴史。

インテリアの奥深さにうなる今日この頃です。

 

 

因みに、
2階にはパイン材の家具やカントリー雑貨
ブロカントが勢ぞろい。

こちらはディスプレイが可愛らしい!

IMG 2251

 

IMG 2249


IMG 2250

 

そして、レストランもありますので、

お買い物の最中にお腹がすいても安心です。

 

 

 

地下は、オーク材のコーナーです。
3階と比較して、少し骨太の印象です。

こちらにも、ライティングビューローなど、

魅惑的なアイテムが揃います。

小学生の頃、
ライティングビューローに憧れました!


ゆっくり見せて頂いていたら、

時間が足りなくなってしまい、
残念ながら地下は写真が撮れませんでした。

 

 

一階入り口 (9月13日の様子)

IMG 2252

 

 一階には、楽しい雑貨も揃います。

入り口の扉を開けると、楽しい世界が待っています。

馴染みのないアンティークショップは
お客様も緊張しがちですよねー。

とお伝えしたところ、

お客様にリラックスして頂くために、
お店のスタッフさんは、

あえてカジュアルな服装でいらっしゃることを

教えて下さいました。

 

細やかなお心遣いが素敵です!

 

 

 
GEOGRAPHICA (ジェオグラフィカ)さん

訪問記。

②アンティーク家具は、
 思いのあるお店で買うこと

③アンティーク家具は、
 家具であって家具でない

でした!

 

GEOGRAPHICAさんでは、

只今、

ウイリアム モリス ー美しきご褒美ー

の特別展示期間とのことです。

 

是非お運びください。

 

 

 

最新の自己紹介記事はこちらです。

※大変長いので、読むのが大変です。

 お急ぎの方は、コンパクトにまとめた

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