Molteni&C 新作発表会 深澤直人氏トークイベント ”どこにおいても美しい形”などない。良いデザインはジグソーパズルのピース。
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DREAM INTERIOR ドリームインテリア代表の加藤英里のブログです。
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ご要望に合わせていろいろなテイストに対応可能ですが、
非日常感のあるスタイリッシュなコーディネートを得意としています。
まずは、オンラインでの無料ご相談をさせて頂き、
ご希望に沿えるようでしたら、その後、有料サービスをお選び頂いております。
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テレビ リモコン ソファどうして別々にデザインするの?
Molteni&Cの新製品であるアームチェアCINNAMON(シナモン)と、
シェーズロングTUSCANY(タスカニー)のデザインを手掛けた深澤直人氏による
トークイベントに参加させて頂きました。
CINNAMON(シナモン)
TUSCANY(タスカニー)
製品について深澤氏から解説いただき、今回の取り組みを振り返りながら、
建築やインテリアとの関係、家具デザインにおける考え方などを拝聴して参りました。
またMolteni&Cのその他の新製品についてもご紹介いただく盛り沢山のイベントでした!
深澤さんと言えば、長年家電などをデザインされていたことで大変有名ですが、
近年は家具のデザインを中心に活動されていらっしゃいます。
テレビ リモコン ソファ 同じ空間にあるのに、どうして別々にデザインするの?
という発想から家具のデザインも手掛けるようになった
とおっしゃっていたのがとても印象に残りました。
同じ空間にあるものなら共にデザインしたいという思いが伝わってきます。
Molteni&Cとの協業でのものづくり
実際にMolteni&Cとの協業で新作を製作する過程を伺いましたが、
大変興味深いものでした。
➀技術力の高い職人との協業で成し得る。
イタリアでは家具のハイブランド間で職人の取り合いが日常的に行われているそうです。
いかに素晴らしいデザインがあってもそれを具現化する職人がいなくては製品にならないですから、
当然ともいえるかと思います。
デザイナーが移籍すると職人を連れて行ってしまうようなこともあるそう。
デザイナーの作りたいものを気心の知れた腕利きの職人が形にする。
そんな情景をイメージするとワクワクしますね!
➁ブランドのトップが何にこだわっているかを詳細にくみ取ってデザインに落とし込む
ブランドを支えるトップのこだわりを発言や行動から読み取り、
形にしてこそ、そのブランドならではのデザインが成立する。
数多くのイタリアトップブランドとの仕事をされている深澤氏だけに、
自分のデザインをベースに置かれながらも、
そのブランド自身のカラーを際立たせることに独自の哲学を持っていらっしゃるのでしょうね。
これはクライアント様の意向を汲み取ってコーディネーションをしている私の仕事に内容にも通じる点です。
世界的なデザイナーも、同じことをされているのだな、
と自分が日々やっていることが間違っていないと改めて認識することができました。
”どこにおいても美しい形”などない。
THINGS,PEOPLE&ENVIROMENT
物は、環境と人の中に存在する
デザインとは空間(空気と水)に輪郭を引く行為。
良いデザインはジグソーパズルのピースのようなもので、
それ単体で美しくあるのではなく、周囲の環境にぴったりとはまることで美しい全体像が完成する。
つまり、どこにおいても美しい形などない。
インテリアのコーディネーションの際にもこれは本当に実感します。
いくら素敵なデザインの家具でも、内装に合わないとその良さが打ち消されてしまいますし、
もっと、細かいところでいうなら、
素敵な生地のカーテンでも、ちょうどよいサイズの窓のカーテンに掛けないとその良さを発揮できません。
何が一番良いかは、本当に環境に左右されますので、とても流動的なのです!
「どうして私が欲しかったものが分かるの?」
もう一つ印象的だったのは、
あるデザインのものを見た際に、
「どうして私が欲しかったものが分かるの?」
「私もこんなものを作ろうと思っていたんだよね」
このような言葉を発せられることは、最高の誉め言葉だということ。
人はその形に触ることで、いいデザインを感じ分けているので、
(※目でみて確認すること=目で触る。)
潜在的に知っていたものに気が付いた時、上記のような言葉をつい発してしまうので、
つまりそれは、最高の誉め言葉ということのようです。
私もクライアント様が何を求めていらっしゃるのか、
言葉に出来ないものの中から探しているようなところもあるので、
そうか、そういうことなのか!と思いました。
最後に残ったのが家具だった。
人々の暮らしは、どんどん進化を遂げて、
建物と人の間に様々なものがあふれるようになりました。
それが、更に進化して、
電話は人の手元に。
テレビや家電は壁の中にビルトインされていく・・・。
そのような中、最後に残ったのが家具だった。
確かに家具は人と一体化することはほぼないですし、
(yogibo は一体化しているかも!)
壁にビルトインするものは、ごく限られたものですね。
(狭小空間におけるベッドなど)
なので、家具のデザインはまだまだニーズがある。
デザイナーとしては、この混沌とした世界を秩序立てていくようなイメージを持って、
お仕事をされているとのことです。
イワシの群れの創発のように、自然発生的に全体が連動する動きの中で、
それが実現することを願っているということでしたので、
私も一匹のイワシとしてその動きに貢献したいと思います!
その後、Molteni&Cにて新作家具を拝見しました。
久しぶりの大きな新作展示会で、日常が戻ってきたなーと感じました。
6年ほど前ミラノサローネ期間に、ミラノ市内のあるショールームで深澤氏とすれ違ったのですが、
「こんにちは」とにこやかにお声を掛けて頂きました。
日本人だということで、ご挨拶して下さったのかと思いますが、
著名な方なのに、なんて気さくなのだろう!と感動したことを思い出しました。
「デザインとは、気づかれないほど自然なユーザーフレンドリーさがあるときに最も成功する」
というデザイン哲学をお持ちとのことですが、
デザインはもちろん、お話やお人柄からもそれがうかがい知れますね!
Molteni&Cの新作・青山ショールームの様子はこちらからご覧頂けます。
Molteni&C Tokyo Flagship Store
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私は、25歳でインテリアコーディネータ―資格を取得後、
設計事務所やデザイン会社、にてモデルルーム設営の仕事をしていました。
2級建築士取得後、不動産デベロッパーでマンションの商品企画の仕事を経験した後、
2015年に独立し、それまでの経験を生かしながら個人邸のインテリアコーディネートを手掛けています。
お客様の唯一無二の個性をいかした、”自分史上最高のインテリア”を作ることに特化したサービスを行っています。
毎年ミラノで開催される、家具のパリコレともいえる、ミラノ・サローネにも16年前から行っていますので、
イタリア本国のショップ事情通。
・インテリア提案から、家具販売、施工までワンストップで承る、数少ないフリーランスコーディネーター。
・CGで室内空間を表現するのが得意で、細かい作業も大好き。
・”家事は苦手・時短が大好き系”のインテリアコーディネーター。
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