「こんな部屋が好き」を、一緒に読み解く
オンラインでの打ち合わせでは、
アンケートとともに「こんな部屋が好き」というイメージ画像をお送りいただき、
それを見ながらお話を伺います。
Y様のお好みは、グレーのグラデーションを基調とした、シックで上質なインテリア。
派手な演出やギラギラとした装飾は苦手ということもお伺いしました。
通常はお一人で過ごされる一方、3~4名での会食も予定されているとのこと。
しっかりとしたダイニングスペースと動線を確保しながら、普段はゆったりくつろげる住まいを考えました。
同じ「シックな空間」という言葉でも、思い浮かべる部屋は人それぞれです。
画像のどこに惹かれたのか。色なのか、素材なのか、家具の形なのか。それとも、空間全体の雰囲気なのか。
そうしたことを共有しながら、お客様のイメージを具体的なデザインへとつなげていきます。
初回にご提案したCGパースはこちら
1パターン目


別パターンはこちら


AI技術が一気に進んだため、イメージパースを以前よりスピーディーに提供できるようになりました。
ただし寸法的なところや形状・素材感正確性はまだまだですので、
あくまでイメージを共有するためにAIを活用しています。
寝室に置く予定だったデスクを、リビングへ
当初、Y様は寝室にデスクを置くイメージをお持ちでした。
ただ、スペースを検討すると、リビングの一角に設けた方が、寝室にも書斎にもゆとりが生まれそうでした。
ベッドのすぐ横に仕事の場所があると、休むときにも気になってしまうかもしれません。
お話を伺うと、この住まいで長時間、本格的に仕事をされるわけではないとのこと。
普段はお一人なので、書類などが置いてあっても、くつろぐ場所から目に入りにくく、動線を妨げなければ問題はなさそうです。
それなら、必要な収納を備えた書斎を、リビングの一角に設けるのがよいのではないか。
そう考えて、リビングを拡張し、書斎スペースを取り込む案をご提案しました。
ご希望の家具をどこに置くかだけでなく、その場所でどう過ごすと心地よいか。
そこまで考えることが、私たちの提案の大切な部分です。
2回目のCGパースで「もう、この通りで」
打ち合わせの際にはCGパースをご覧いただき、ご感想を伺いながらデザインを調整していきます。
今回は2回目のパースをご覧になったお客様から、
「いいね!この通りで進めてください。詳細は任せるから」
と言っていただきました。
嬉しかったのですが、正直、少し焦りました。
完成イメージを気に入っていただけたことは、とてもありがたい。
でも、パースで見ていただいた空間を、実際の素材や家具、照明で形にするのはここからです。
本来はなかなかお会いできない遠方だからこそ、打合せはきめ細やかにしたいところです。
ただ、お客様のご都合は大切にしたいので、
スケジュール感をしっかりとお伝えしてご理解頂いた後、実施に向けて進めていきました。
細かなことまで任せてくださったからこそ、
一つひとつの選択に、きちんと責任を持ちたい。そんな気持ちで臨みます。
OKを頂いた2回目のCGパースはこちら


東京の拠点をすぐにお使いいただけるように準備
今回、ヒアリングとデザイン提案は2回のオンライン打ち合わせで行い、
現地での打ち合わせは1回。その後の打ち合わせも遠隔で進めました。
ドリームインテリアが全体のコンセプト・デザイン提案と家具・アート・小物の手配を、
アスリノ株式会社が施工に関する建築提案と施工管理を担当。
施工・納品は7月1日から約1か月半で行いました。
できるだけ早くお使いになりたいというご希望もあり、完成後にY様が一つずつ買い揃えなくても良いよう、
家具から寝具、アート、ディスプレイ用の小物まで設置。
ただ、小物については、どこまで揃えるか迷いもありました。
暮らしに必要なものと、空間を仕上げるためのもの。
その加減は、お客様によって違うからです。
「不要なものがあれば引き取ります」とお伝えしていたのですが、
完成後に「気に入ったから全部そのまま置いていってください。」
と言っていただき、とても嬉しく思いました!
「床は替えなくてよかった」に、ほっとしました
もう一つ、最後まで気になっていたのが床でした。
今回は、既存のナチュラルなオーク系のフローリングを活かしながら、グレーを基調とした空間をつくっています。
全体のバランスを考えて選んだ方針でしたが、お客様が実際の空間をご覧になったときに、
「やっぱり床も替えればよかった」と思われたら申し訳ない。
という気持ちはありました。
ではやっぱり貼り替えましょう。と簡単な話ではないのです。
だからこそ、完成した室内をご覧になって、
「床までグレーにしなくてよかった」と言っていただいたときは、本当にほっとしました。
お任せいただいていても、完成した空間をどう感じていただけるかは、最後まで気にかかるものです。
Y様の言葉を聞いて、ようやく肩の力が抜けました。
そこで過ごす時間が始まって、うれしい
完成後、早速お仲間との会合を楽しまれたと伺いました。
3〜4名で食事を楽しめる場所を確保したことも、普段は一人でくつろげるように考えたことも、
実際の暮らしにつながっている。
そのお話を聞けたことが、とても嬉しく思いました。
住まいは、完成してからお客様の時間が始まる場所です。
そこで心地よく過ごしていただくために、打ち合わせの段階から暮らしを想像し、
最後の小物まで整えていきたいと思っています。
頼んで良かったと思って頂けるように、いつもプラスアルファの”何か”を考え続けます。
次回以降、詳細をお伝えします。
港区三田のインテリア事例② 「上質な空間は、細部のつながりから。造作家具・素材・アートまで考える住まいづくり | 東京でインテリアコーディネートの依頼・相談なら「DREAM INTERIOR」へ
港区三田のインテリア事例③ 理想の空間の裏側で。港区三田の住まいづくりで悩んだ3つのこと | 東京でインテリアコーディネートの依頼・相談なら「DREAM INTERIOR」へ
このように、遠方にお住まいでも、例えば海外でもオンラインでイメージを共有しながら、住まいづくりを進められます。
東京に新たな拠点を設けたい方、初めてのインテリアづくりを任せたい方も、まずはご希望をお聞かせください。
そこでどんな時間を過ごしたいか、一緒に考えるところからお手伝いします。
お申し込みは、DREAM INTERIORのお問い合わせページから受け付けています。
デザイン主導型フルリノベーション
DREAM INTERIOR
加藤英里
インテリアは、人生をアップデートする入口
馴染みだけで選べば、暮らしは既知の範囲に閉じ込められます。
でも、未知に触れた瞬間、暮らしの質は少しずつ、確実に変わり始めます。
その変化が、その人の生き方を静かに押し上げることだってある。
私は、これからもお客様がまだ見たことのない世界へ、そっと光を当て続けたいと思います。
インテリアコーディネーター資格取得後、
メックデザインインターナショナルにてモデルルーム設営に携わり、
二級建築士取得後は、野村不動産にてマンションの商品企画を経験。
空間デザインと不動産、双方の視点から住まいづくりに関わってきました。
2015年に独立以降は、個人邸を中心に、
住まい手の価値観や美意識を丁寧に読み解くインテリアコーディネートを行っています。
DREAM INTERIORが大切にしているのは、
流行や装飾に左右されない、その方の人生に静かに寄り添う空間。
インテリア提案から家具の選定・販売、施工までを一貫して担い、
完成形はCGによって事前に共有。
「選ぶ」「決める」「迷う」といった思考と判断の負担を極力手放し、
本当に集中すべき時間と感性を守るための住環境を設計しています。
2006年よりミラノ・サローネを現地視察し、
イタリア本国の家具ブランドやショップの空気感、
素材やディテールの変化を、日本の住空間へと落とし込んできました。
完全ワンストップ、かつ完全委任型のインテリアデザインサービスとして、
一邸一邸、丁寧に向き合っています。